家づくり講座 手づくり照明器具の作り方
手づくり照明器具の制作方法を紹介します。NHKの趣味講座で知った方法に改良を重ね、中澤オリジナル照明に到りました。根気があれば、誰でも製作可能です。中学生の工作レベルで出来ます。材料は一個あたり500円以下です。焦らずじっくり作るのが、成功の秘訣ですので、家づくりの工程にあわせてのんびり作ってみてはいかがでしょうか。
■ 使用材料
籐(とう)・新聞紙・ガムテープ(布)・のり(液体)・牛乳パック・衣装ケース
■ 型を作る
新聞紙を丸めて、ガムテープで整えていきます。どのような形にするか、想像しながら型を作ります。あまり大きいと、編むのが大変になるので、直径25cmくらいが目安。
■ 籐を編む
水につけて籐をやわらかくしておいて、適当に編んでいきます。この編み方がセンスを問われるところです。細かく編まないとならないので、根気が必要。テレビでも見ながらリラックスしてやらないと、すぐ放り出してしまうでしょう。底の部分は直径10cmの穴が開くようにします。
■ 型を抜く
中の新聞紙を慎重に抜いていきます。抜き終わると籐だけになり、これだけでも照明器具になるのですが、ここからが本番です。このときに直径10cmの台座も作ります。
■ 牛乳パックをゆでて芯を取り出す
製作しようとなったら、牛乳パックを捨てないで取って置き、10個くらいためます。パックを切り刻み、鍋で30分ほどゆでます。やわらかくなったところで、ビニールのコーティングをはがし、芯の部分だけ取り出します。芯材を ミキサーで細かく分解し紙の原料を作ります。大量に作りバケツにためます。
■ 紙を漉く(すく)
衣装ケースに水と牛乳パックの芯材とのりを混ぜます。使用材料の中では、のりが一番高価なので、問屋などで、詰め替え用の大量パックを買ってきます。1回に500mlくらい使います。のりと紙と水の比率は、感覚でしか説明できません。何度もチャレンジして、丁度いい濃度を覚えるしかありません。 最初に台座で漉き加減を確認します。準備が出来たら、根気よく紙を漉きます。
■ 繰り返し紙を漉く
1回で出来ると思ったら大間違いです。最低10回ほど繰り返さないと、紙が籐に絡んでいきません。根気よく続けることです。1回漉いては乾かします。乾いたらまた漉きます。毎回、原料を少しづつ追加して行きます。常に濃度を確認するのがコツです。面倒になって、濃度を濃くすると、ヘドロのようになって、今までの苦労が台無しになります。 乾く前に漉いたり浸け置きが長いと、今までの分が溶けてしまいます。焦らないことです。急ぐ時や、気短な人は、浴室乾燥機を使って乾かすといいでしょう。
■ 完成
私はまとめて数個つくり、ストックしてお施主さまにプレゼントしています。毎度楽しみにされているので、数年間作り続けています。取り付け箇所は、壁が左官などのごつごつした面のほうが、光源に味わいが出ます。コンクリート打放しの壁も似合います。自分用にはスタンドも作ってみました。取り付け方法と電球の替え方も簡単に出来るように工夫しています。明かりはミニ電球25Wでも十分です。



