中澤建築設計事務所について

社名
一級建築士事務所 中澤建築設計事務所
代表者
中澤 克秀
所在地
〒236-0042
神奈川県横浜市金沢区釜利谷東1-35-12
TEL&FAX 045-374-3366
開設
1994年4月
一級建築士事務所
神奈川県知事登録第15985号
事務所案内
事務所は2012年1月に完成した自宅兼用住宅です。最新のエコ住宅として太陽熱温水システムやヒートポンプによる蓄熱式温水床暖房で常時暖房を試みています。
また都会においても自然環境が楽しめるように、中庭を囲むコの字型プランの中に一本のいろは紅葉を植えました。中庭と外部を隔てる大きな扉はスライド式で防犯の役割以外にも強烈な西日を遮り、夏のエネルギーの消費を抑える役目をしています。
長期優良住宅仕様でSE構法による耐震等級3の耐震木造住宅でもあります。中澤建築設計事務所の設計手法がたくさん詰まっていますので、是非事務所に遊びに来て、体験してみてください。
中澤克秀 プロフィール
  • 1965  静岡県富士市に生れる
  • 1983  静岡県立富士東高等学校卒業 工学院大学建築学科入学
  • 1985  初めての海外旅行でヨーロッパ建築ツアーに参加、3週間ヨーロッパ諸国を巡り、ガウディの作品に出会い感銘を受ける
  • 1987  在学中は、フランク・ロイド・ライトの研究をする南迫研究室に在籍、卒業論文(アール.ヌーヴォの研究)のため、アメリカ・ヨーロッパを2ヶ月廻り、建築漬の旅をする
  • 1988  工学院大学建築学科卒業 ATELIER ZELKOVA(戸沢設計事務所・杉並)に就職。 個人住宅・集合住宅・事務所ビル・茶室等の設計監理に携わる
  • 1994  独立。杉並のATELIER OAK(パートナーシップ型設計集団)に所属し、中澤建築設計事務所開設
  • 1996  工学院大学南迫研究室「有壇舎山の家」第3代会長に就任 以後、現在まで会長を務める
  • 1997  JIRO富士ファンクラブを立ち上げ、初代会長に就任 社団法人富士青年会議所に入会、以後9年に亘り日本JC出向と活動
  • 1999  東京都中央区に事務所を移転、ATELIER OAKを離れる
  • 2005  社団法人富士青年会議所を卒業
  • 2007  日本建築家協会(JIA)関東甲信越支部入会 
  • 2012  神奈川県横浜市金沢区に事務所を移転
  • 2013 JIA神奈川地域会に所属

こだわりのスタイル

頑固な家族に育てられ

私は富士山のふもとの温暖な気候の地で育ちました。子供の頃、祖父母がいつも家にいて遊んでもらい、おじいちゃんおばあちゃんっ子でした。祖父は明治生まれの戦争経験者で、実に頑固だった。大工ではないが、ノミを研ぐのが好きで器用だった。物置や簡単な小屋は祖父が作った。

祖母は祖父が亡くなった後に、頑固なことがわかった。祖父が生きている間は我慢していたのだ。 父は婿養子だったが、これまた頑固だった。しかし祖父には我慢していて時々爆発した。言い方をかえると、屁理屈をいうこだわり者だった。そんな中で母だけが柔軟性を持っていた。

私はと言うと、融通の利く人間だと思っていたが、友人からは頑固だと言われた。また大人になった現在でもどちらかと言えば頑固おやじと思われている。(若い時から言われているので、50過ぎの今は融通が利くようになったと思う)

頑固からこだわりへ

私は頑固だと言われる理由がわからない。仕事では施主の希望を最大限に受け入れるし、無理難題に応える。職人にはやりやすい方法を一緒になって考える。それでも、施主からも職人からも頑固だと言われる。その言葉、言い換えると「こだわり」ではないかと思う。私は子供の頃から何かに熱中すると、とことん突き詰めるタイプだった。素人なんだからこのくらいでいいだろうという妥協が許せない。

建築家というプロを目指してから、何に対してもプロ意識が高まった。こだわることの楽しさを知ってしまった。 社会に対して柔軟な生き方を求められている時代であるが、自分自身へのこだわりは大切にしたい。そしてこだわりこそが、個性を生み出す原動力となる。

こだわりからオンリーワンへ

建築家に家づくりを頼もうと考える施主は、もともとこだわりを持っている。ではこだわりがない人は建築家に頼んではいけないのかと言うと、そうでもない。 なぜなら日本人は世界の中でも有数のこだわり民族である。食べ物、身の回りの品、材質、どれをとっても追求するのが好きです。

四季という繊細な環境の中で育ったDNAがそうさせているのではないでしょうか。本人が気がついていなくても、家づくりをしていく過程で自分自身のこだわりに気がつく。こだわりの精神を誰でも持っていることを忘れてはいけない。

日々生きていく中で、納得する人生を歩みたいと感じ、思い悩み努力している事と思います。スタイルとは自分自身であり、こだわりの追及がオンリーワンとなって現れることでしょう。家づくりは自分自身の鏡でもあります。