杉並の家(リフォーム)/新しい我が家はダイニングで集う

  • 所 在 地 :東京都杉並区
  • 竣  工:2001年9月
  • 構  造:木造在来工法 増改築
  • 備  考:蓄熱式温水床暖房 

 

リフォームでも蓄熱式温水床暖房の提案

リフォームの依頼を受けて訪ねてみると、どこを直したらいいのか、という事からの相談でした。一番切実な思いは、高齢の母親が足腰悪くなって、トイレとお風呂が現状では不便なことでした。ついでといってはなんだが、キッチンが使いにくく、家族団欒の場所がないので、増築してリビングダイニングにしたいという要望でした。

高齢者にはベットの生活を提案し、押入れだったところをトイレにして、ワンルームのすっきりした空間の方が、安全だと説明しました。また、寝室は北側の納戸だった場所を利用するので、寒いから蓄熱式温水床暖房を提案しました。浴室も窓だったところを出窓に変えて、浴槽に入りやすい形状としました。お風呂場の大きさは同じでも、窓形状によりゆったりとした気分になれます。

キッチンは増築部分を基礎から作るので、蓄熱式温水床暖房を設置して今までの生活とがらりと変えて、対面式の食卓テーブルが中心の空間となりました。隣部屋に応接室があるのですが(今まではリビングに使用)リフォーム後はダイニングが家族の中心となりました。

母親はベットから起きてトイレに行くのが楽になり、冬でも寒くなく元気になりました。一人で外にも出られるようになり、また旦那さんは家に早く帰ってくるようになったと、喜ばれています。

※室内の改修が終わり住み始めて落ち着いたところで、外構部分も改修して庭の手入れもしやすくスッキリとなりました。

2020年10月17日