神戸の家/片流れ屋根とL型に開放する家
- 所 在 地 :静岡県富士市
- 竣 工:1997年12月
- 構 造:木造在来工法 地上2階建て
- 延床面積:127.36㎡ (38.53坪)
- 敷地面積:202.02㎡ (66.55坪)
- 備 考:市街化調整区域
Tの字プランで車庫と庭を分ける
1年ほど土地探しをしていた施主から連絡が入り、土地を見に行くことになりました。東側が道路に面し、南側は奥の隣家の私道という、日当たりが良さそうな所でした。探していた条件に問題はないとなり、設計を始めることとなりました。
道路側は車庫スペースと玄関として、Tの字プランで、敷地を遮断するように平屋の居間部分を作る。道路から見えない庭のスペースをつくり、部屋は庭に対してL型に開放する。
1階の客間は、和室らしくしないで、ふちなし畳敷きの和洋折衷部屋としました。居間と一体となる事を意識しているため間仕切りのふすまは、全部引き込戸。居間は唯一平屋部分であり二階がないため、斜め天井にし空間の豊かさを表現することを試みました。
庭へ出る扉は特注木製引き戸で全開でき、テラスと一体となるように意識している。キッチンと洗面所、勝手口の関係は、既成概念にとらわれず、使いやすさを追求した施主との賜物です。